そうして私たちはプールに金魚を、
私は最近、キラキラした女子高校生って何?と疑問に思っている。
私は小学生や中学生の頃、物凄くキラキラしてて笑顔に溢れてて、女子高校生っていいよね、と言われるような高校生活を理想に抱いて、溺れていた。
そして私は今、女子高校生だ。違う。何かが違う。理想の高校生活ではない。正直そう思っている。
だがしかし、そう疑問に思う中である映画に出会った。
そうして私たちはプールに金魚を、
そうして私たちはプールに金魚を、(そうしてわたしたちはプールにきんぎょを、英題:And so we put goldfish in the pool.[1])は、2016年の日本映画。長久允監督。第33回サンダンス映画祭ショートフィルム部門のグランプリ受賞作品。
この映画は埼玉県狭山市で実際にあった事件を映画化したものだ。事件、と言っても私からしたら微笑ましい事件である。
私はこの映画を見て、私の日常と何か似たものを感じた。くだらない会話とか、愚痴とか、田舎すぎる所など、似ているのに何故かキラキラしている。
そして私は思った。傍から見たら、私たちの日常もキラキラしているのでは?と。皆でくだらない会話で爆笑して、先生にうるさいと叱られ、あの人かっこいい、とか彼氏欲しいとか、そういう会話こそかけがえのないものなのでは?と思ったのだ。
私は期待しすぎていたのだと思う。大きな理想を抱きすぎて、今の生活に嫌気がさしているのだと思う。変に着飾らない、クソみたいな日常が1番いい。
そしてまたこの映画を大人になってから見返して、ノスタルジーな気持ちになるのだろうか。